どうも過酷な釣りブログです
今回は、オーバーホールシリーズ最後の回転部の洗浄・グリスアップ・組み立てまでの解説をしたいと思います
回転部の組み立ては特に分からなくなることが多いので、この記事を参考にしていただき是非自力でのオーバーホールを成功させていただきたいです
それではラストいってみましょう👆
洗浄
ボディー等の洗浄
まずボディーやカバー等の部品をどんどん洗浄していきましょう
部品洗浄の流れはローター部に解説した時と同じで、パーツクリーナーである程度の汚れを落とします
次にパーツクリーナーで落としきれなかった汚れや、細かい部分などは歯ブラシでこすって落とします
最後に仕上げでキッチンペーパーで全体を拭き上げます
キッチンペーパーで拭くと以外とまだ汚れが残っていることが多いので、しっかりと拭き上げましょう
回転部の洗浄
次に回転部の洗浄を行います
ギア類は古いグリスをしっかりと落とすべく、ブラシでよくこすって洗浄しましょう
ウォームシャフトもしっかりと洗浄します
洗浄して部品がピカピカになりました
回転部のグリスアップと組み立て
ここから回転部のグリスアップと組み立てを同時に解説していきます
↑画像の状態からスタートします
まずこの白いギアにグリスを塗り、組み込んでいきます
次にウォームシャフトにグリスを塗り、組み込みます
👆ウォームシャフト組み込み時のポイント
ウォームシャフトを組み込む際は、↓画像のようにウォームシャフトの下部をピンセットでつまみ、左右に回しながら入れるとすんなり入ります
ウォームシャフト下部がボディー面と面一になるまで押し込んでください
次に↑画像のように黒の薄いワッシャーと白のカラーを組み合わせて、ウォームシャフト下部に組み込みます
組み込むと↑画像のようになります
次に、メインシャフトにオイルを少量塗ります
↑画像のように組み込みます
↑画像のように2本のシャフトをメインシャフトの穴を通し、組み込みます
このシャフトも回しながら入れると、すんなり入っていきます
次にこの2つのパーツをウォームシャフト下部に蓋をするように組んでいきます
組むと↑画像のようになります
次にウォームシャフトのピンを組みます
↑画像のようにピンとカラーに別れているので、2つの部品を組んだ状態でウォームシャフトに組み込みます
↑画像の状態で組み込みます
ボッチ部分が外側で、反対側がウォームシャフトに噛み込みます
↑画像のような感じになります
ボッチ部分に薄いワッシャーを入れます
プレートをしてネジを止めます
次に↑画像の赤矢印部分にピニオンギアの下に入るベアリングを組みます
次にピニオンギアにグリスを塗り、ベアリングをセットして組み込みます
↑画像のようになります
👆ここで組み立て時のワンポイントアドバイス
組み立ての際は、↑画像のようにピニオンギアまで組んだら、ピニオンギアを回してこの時点でちゃんとギアが回り、ウォームシャフトが機能してオシレート(ウォームシャフトのピンが上下していること)しているか確認しましょう
そして、↑画像の赤丸部分にドライブギア軸のベアリングを組み込みます
ドライブギアにグリスを塗ります
↑画像の3つを組み合わせて組み込みます
ワッシャーをギアの歯面と反対側の軸にはめ込み、その上からベアリングをはめます
👆このワッシャーはギアのクリアランス(ギアのあそび)調整の為の重要なワッシャーですので、必ず入っていた枚数全てを入れるようにしましょう
しっかりとピニオンギヤと噛み込むように組みます
この時もピニオンギアを回して、正常に回転しているかどうかを確かめます
次に↑画像の赤丸部分に白いカラーを組み込みます
このようになります
次に↑画像中央部の白いカラーを組み込みます
ボディーカバーをして3つのネジで止めます
次に↑画像の赤矢印部分の黒いギザギザの部品を取り付けます
クラッチを取り付けます
クラッチは黒い部品と銀色の丸い部品、2つで1セットです、必ず両方組み込みましょう
👆クラッチは↑画像にもありますが、注油禁止とされているので、間違って注油しないようにしましょう
注意書きを無視して注油してしまうと、ハンドルのストッパーが効かなくなり、ハンドル逆転などの現象が起きてしまう可能性があるので、ご注意下さい
ローターを乗せて、ローターナットを締めて組み立て完了です
ローターナットは逆ネジになっているので、ご注意下さい
お疲れ様でした
👆最後に注意して欲しい点が1つあります
グリスアップする際のグリスの量ですが、決まった量というのがありません
何故ならグリスの種類によって特性が違い、粘度が高いグリス、低いグリスがあります
粘度の高いグリスを多く塗ってしまうと、回転が重くなりますので読者様の使われているグリスによってグリスの量を調整していただきたいと思います
ギア類は、歯面全体に少量グリスが付いていればいいかと思います
まとめ
皆様お疲れ様でした
今回で12レアニウムのオーバーホール解説は終了です
昔のリールなので、正直あまり需要がないかと思いますが、12レアニウムユーザーさんにこの記事を参考にしていただけることを願っています
次はダイワリールのオーバーホール解説をしたいと思いますので、よろしくお願いします
最後まで読んでいただきありがとうございました
では、
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