どうも過酷な釣りブログです
今回は前回の記事に続き、ラインローラー異音の改善方法を分解の仕方と併せて解説していきたいと思います。
また、ラインローラー部のメンテナンス方法もついでに解説したいと思います。
今回はダイワの10セルテートのラインローラー部の分解をしたいと思います。
自分で分解をするのは少し怖いという方もいらっしゃると思いますが、難しい作業ではないのでこの記事をゆっくり読んで参考にしていただけると嬉しいです。
👆それではいってみましょう
ラインローラー部の分解
出典:ダイワパーツ
ラインローラー部から異音がしたら、ラインローラー内部に原因があるので、分解しましょう。
分解をする際は、ご使用のリールの展開図を開いて分解するようにしましょう。
部品の数や組み方が分からなくなった時にとても役に立ちます。
ラインローラーを止めているネジを外す
今回使用した10セルテートのラインローラー部のネジは、トルクスネジの#8が使われています。
まずラインローラーを止めているネジを外しましょう。
ラインローラー部のネジには緩み止めの為、ネジロックが塗布されているのでネジが硬いです。緩める際はネジをなめさせないように注意して外してください。
ラインローラー部のパーツを取り出す
ネジを外したらラインローラー部のパーツを取り出しましょう。
分解する
ラインローラー部の部品を全て分解しましょう。
ラインーラー部の部品は、(ラインローラー)、(ベアリング・カラー・パッキン)×2、(アームレバー受けについているカラー)という構成になっています。
ベアリング、カラー、パッキンは組み合わせて1セットになります。それがラインローラーを挟む形で2つ入っています。
カラーからベアリングを取り出す時は、このようにピンセットに刺してベアリングを押し出してやると抜けやすいです。
異音の原因追及・改善法
ラインローラー部の分解をしたら、異音の原因を調べましょう。
まず、ベアリングのチェックをしましょう。
下画像のようにピンセットにベアリングを刺して、指でゆっくり回してみましょう。この時にゴロゴロとするような感じや引っかかる感じがあればベアリングが回転不良を起こしているので、交換が必要になります。
その他の部品も腐食や錆びがないか確認します。
錆が取れない部品や、腐食している部品も交換が必要です。
悪い部品が見つかったら、その部品を注文して取り寄せなければなりません。
次の記事でリールの部品の品番を検索して、部品を注文する方法を解説します。
ラインローラー部メンテナンス
ラインローラー部を分解しているので、ラインローラー部のメンテナンスもしておきましょう。
ラインローラー部の部品を洗浄
ラインローラー部の部品を洗浄しましょう。
パーツクリーナーや歯ブラシなどを使うと汚れをキレイに落とすことができます。
特にラインローラーには汚れが溜まりやすいので、ブラシで丁寧に清掃しましょう。
また、アームレバーのラインローラー受け側も汚れやすいので清掃をお忘れなく。
基本的にベアリングは洗浄する必要はありません。
ベアリングは精密な部品なので、ブラシでゴシゴシするような行為はしないようにしましょう。
ベアリングに注油
ベアリングには注油を行いましょう。
ダイワリールにはこれらのオイルがオススメです。
ベアリングに注油する際は、下画像くらいの量を1,2滴注油すれば十分です。オイルの量が多ければ回転が良くなるわけではないので、オイルのさし過ぎには注意してください。
出典:HEDGEHOG STUDIO
ラインローラーの傷をチェック
ラインローラーに傷が入っていないかピンセットなどの先の尖ったもので、ラインローラーをなぞって確認しましょう。
傷が入っている場合、なぞった時に引っかかる感じがあるます。ラインローラーの傷はぱっと見では分からないので、定期的にチェックすることをオススメします。
ラインローラーに傷が入っていると、ラインに傷が入り釣りに支障をきたす為、直ぐに交換しましょう。
ベールのラインローラー受け部にグリスを塗る
ベールのラインローラーとその他の部品が組み込まれる部分に、グリスを塗りましょう。
グリスの塗布も少量で良いです。全体に薄く塗りましょう。
グリスはホームセンターで安く売っているものを私は使っています。
ベアリングにさすオイルには気を使いますが、回転部のグリスはそこまで良いものを使う必要はないと思います。あくまで個人的な意見ですが、
組み立て
部品の清掃、グリスアップが終わったら組み立てに入りましょう。
組み間違えのないように展開図を見ながら、一つ一つ丁寧に組み込んでいきましょう。
ラインローラー部のネジにはネジロックが塗布されていたので、組み立ての際もネジにネジロックを塗布してからネジを締めるようにしましょう。
ネジロックも塗りすぎるとダメなので、ネジの先端に少し付ける程度で良いです。
ラインローラーの回転チェック
組み立てが終わったら、ラインローラーが正常に動くかチェックします。
組み間違いなどがあると、ラインローラーが全く回らない、なんてこともあるのでラインローラーを分解したら回転のチェックは必ずするようにしましょう。
ラインローラーの回転チェック方法は、下画像のようにラインローラーに輪ゴムを当てて、ゆっくり上下に動かしてみましょう。軽い力で回るならOKです。
また、この時に異音がしていないかもチェックしておきましょう。
まとめ
今回はラインローラー部の異音改善方法、主にラインローラー部の分解、メンテナンス方法について解説しました。
これから、メンテナンスに関する記事も増やしていこうと思っています。
ラインローラーなどの簡単なところから、全分解のオーバーホールについても記事にしていく予定ですので、興味のある方は覗いていってください。
次回は、ダイワ製品の部品の検索、注文の仕方を解説します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、
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